事務局からのお知らせ

事務局からのお知らせ

2019年度 公益財団法人山口正栄記念奨学財団 交流会

2019年8月24,25日 定山渓ビューホテルにて交流会が執り行われました。

1泊2日での交流会も2年目となり段取りよく出発です。
今年は去年の反省点を生かし全員私服、スマートカジュアルでの参加となります。
バスの中ではまずスピーチコンテストの発表順、お部屋割りのあみだくじが行われます。

今年の交流会総合司会は北海道科学大学副学長でいらっしゃり当財団の評議員、選考委員を務めてくださっている川上敬先生でいらっしゃいます。

先ず開式のご挨拶をいただき、続いては当財団の理事長嘉数郁昇よりお話がありました。

そしてスピーチコンテストの始まりです。
今年のお題は3つのテーマから選んで90秒スピーチです。
・日本―ここを変えたい
・わたしの仮説
・見えている世界、見えていない世界

続いてOBたちのご挨拶もいただき

鈴木選考委員長からのご講話をいただきました。
「ドローンによる大規模地形モデリングとその利用」

ドローンは飛ばすのに許可がいること、勝手に飛ばすと法に反するようです。
そして途中で落ちてしまうことも、、、回収不能のドローンも結構多いようです。

そして今回のポスターセッションのお題は「部分と全体」
どんな面白い展開があるのか・・・打ち合わせも兼ねてお食事タイムに行くグループ
まずは内容を練ろうと早速ワークを始めるグループそれぞれが長い夜に突入です。

OBOGたちは恒例の先生方を訪問

二日目がスタートです。
まずは動画コンペです。今年もなかなかの力作!

ポスターセッションはそれぞれ発表後、皆さんでブースごとに質疑応答
あっという間に時間が流れました。

お昼をはさんで

お弁当写真
いよいよそれぞれの優秀者が選ばれます!

先ずはスピーチ賞です。
今年の最優秀スピーチ賞は北海道大学大学院1年福江優香さんです。

テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・見えていない世界を人は信じられるのか?
・見えていない世界を他人と共有するのは難しい
・「一番大切なことは目に見えない」(星の王子さまより)

そして優秀賞は北海学園大学4年和田広充さんです。

受賞写真
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・「見えている世界 見えていない世界」2つの違いは観測者の力量
・見えないものを見るために必要な眼鏡とは「学問」であり、そこに学問の本質がある

次に動画コンペの表彰です。
協賛いただいているBUG賞を受賞したのはDグループです

そしてポスターセッションの表彰です。
協賛いただいているテクノフェイス賞はなんとOBが獲得してしまいました。

最後に全体的に一致協力していたナイスグループに差し上げるクリプトン賞です。

それぞれ受賞された皆様おめでとうございました。
今年一年目の学生はぜひ来年頑張ってください!

2019年度 交流会スピーチ
飯澤 悠介  公立はこだて未来大学大学院2年
テーマ:「日本、ここを変えたい」 社会人になる前に
・大学生活から社会人生活に変わる
・今の日本は、多くの大学生が社会の様々な制度をあまり知らないまま、社会人になってしまう
・受けられる制度を知らずに損をしないために、社会人になる前に必要な制度を知ることができるようにしたい

伊月 勝信  北海道大学総合化学院2年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
・所得格差、貧困といった経済的な問題を解決したい
・短期的な視野に囚われがちな状況を改善し長期的な展望を描けるようにしたい

大内 昴  北海道大学大学院1年
テーマ:「私の仮説」
・暑い時には怪談話で涼しくなるのがエコ
・幽霊はいない

大束 優未  小樽商科大学3年
テーマ『私の考える仮説』  紡がれた言葉は人生を豊かにする
・現在小説や詩や短歌といった『物語の言葉』に触れる人は少なくなっている筈。
・物語の言葉はその世界を我々に想像させ、時には生涯残る感銘(感動)を与えると自分は考えている。
・想像力を使い、生涯にも影響を与えうるものであるからこそ、紡がれた言葉に触れるということは重要だと考える。

大貫 瞳  北海道大学大学院1年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・我々は見えている世界に囚われがちである
・しかし、大切なものは見えていない世界にこそある
・目に映るものだけではなく、心の目で物事の本質を見極めることが大事である

大場 光希  北見工業大学大学院1年
テーマ:私の仮説 「もしも『苗字』がなかったら」
・当たり前のようにある苗字について、そもそもどんな意味があるのかを述べる
・その苗字が仮になかったらどうなるのか予想する
・誰にでもある苗字について今一度見直す、そもそもどんな意味があるのかを述べる
自分の名前に恥じない生き方を考えるきっかけにしたい

奥田 椋太  北海道大学大学院1年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・人は目に見える肩書きだけを信用し、目に見えない人の本性については無視をしてしまう
・目に見えるものだけを信じるのではなく、判断する人が冷静に物事を見極め、判断することが重要なのだ。

川上 薫  北海道大学環境科学院2年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
・高い気温と湿度の中開催される東京オリンピックでは、選手や観客が熱中症になる危険性が高い。
・都などが提唱している暑さへの対策法を調べてみたところ、前時代的かつまったく非科学的なものが多い。
・そのような価値観で物事を決め、人命を軽視するところを改善してほしいと最近強く感じる。
川上 寛弥  北海道情報大学4年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・見えている世界=過去、現在
・見えてない世界=未来
・見えていない世界を明らかにするためにも見えている世界をよく知る必要がある

窪田 有希  北海道情報大学3年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・物の考え方や言葉の捉え方は皆違う。だから心の距離も違う。
・見えている世界は自身に広がる思考や感じ方を言葉に表した明確的なもの。
・伝え方を間違えればそれは相手にとって見えてない世界に引きずり込んでしまう、もしくは意図的に違う表現で、見えていない世界に誘う事が簡単に出来てしまう。
・見えている世界と見えていない世界は常に紙一重、どちらになるかは自身、又は相手の表現にかかっている。
・もしかしたら、自分はこの人と仲が良いと思っても、他人は違うかもしれない。

上月 彩寧  北海学園大学3年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・安い服が安い理由
・労働者のおかれている状況

鈴木 花  北海道大学理学院2年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・私の考える(物理的に&感覚的に)見えている世界とは、見えていない世界とは?
・見えている世界の存在はネガティブなことなのか、いや違うだろう
・未知=人生における最高のスパイス と私は考える

鈴木 諒  北海道大学大学院2年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
• 今の日本は地域の繋がりが希薄である。
• 他者との関わり合いの中で楽しめる事が少ない。
• 自分の企画しているクラーク大サーカスを用いて、北大を地域住民の憩いの場としたい。

須藤 か志こ  公立はこだて未来大学4年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
・私は、日本における都市と地方との間にある格差をなくしていきたいと思います。
・「文化」「機会」「居場所」の3つについて、格差が未だに存在しており、それらを解消しなければ都市と地方との格差はなくならないと思います。

平 享  北海道大学理学院2年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・自分の良いところは何?
・当たり前のことほど見えない
・見えるようになれば世の中の争いは減る

辻岡 一眞  千歳科学技術大学4年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
・今、日本の中で変えなければいけない部分→思い描くべき未来
・現在の日本:スマート=AI
・スマート:“日常と非日常の営為が共生すること”
・AI:予想外の状況に対して対処しきれない→ほんとにスマート?
・地球上でもっともスマート:生物→持続可能性(“What”ではなく“How”)
・生き物や自然に”What”だけでなく”How”も学ぶ未来→本来思い描くべき未来

中野 健太郎  北海道大学生命科学院2年
テーマ「日本、ここを変えたい」
・なぜ日本人はこんなにも元気が無いのか、あるいは無いように見える(振舞っている)のか
・日本が元気になるために必要な、私にとっての「理想の大人」
・私たち若者世代のこれからの生き方

七海 龍平  公立はこだて未来大学大学院2年
テーマ「日本、ここを変えたい」
・なぜ日本人はこんなにも元気が無いのか、あるいは無いように見える(振舞っている)のか
・日本が元気になるために必要な、私にとっての「理想の大人」
・私たち若者世代のこれからの生き方
・プログラミング義務教育なんて付け焼き刃するより、より本質的なお金について教育しなさい

長谷部 匡敏  北海道大学 3年
テーマ:「私の仮説」
・大学で学ぶことは一見すると日常生活から離れているが、そのアイデアを用いたものが周りに多く存在している。
・新規な概念に対して偏見を持たずに、真摯に向き合う気持ちを養いたい。

早藤 亜衣  北海道情報大学3年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・見えるデータと見えない信頼について
・インターシップで学んだこと
・利益を追求せず、信頼を得る努力をしたい

福田 哲也  北海道大学大学院1年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・移動速度によって見える世界が変わる
・移動自体を楽しむという概念
・足元に目を向けると案外変わったものが見られるかもしれない

松嶋 龍文
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・人の見えている世界はその人の価値観によって決まる。
・価値観は人の数だけあり、他者の価値観を認める事が大切である。
・ただ、上の様なものの見方をしている人に限って自分の価値観は正しいと考えている人が多い。
・この様にものを見るといい、そう思った時ほど自分を客観的に見る必要がある。

水丸 和樹   北海道大学大学院2年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・東京藝術大学でのインターンで苦労した体験
・エンジニアの世界観とアーティストの世界観の違い
・エンジニアとアーティストの中間に位置するクリエーターという存在とその価値

三宅 冬馬  北海道大学3年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
・流体の方程式は解が存在するかもわからず,流体の運動は予測できない。(つまり見えない)
・シミュレーションは数学的に解けない 方程式でも解をある精度で予測できる.(見えるようになる)
解をある精度で予測できる.(見えるようになる)
・シミュレーションは数学的に見えない現象を可視化することができる.

山名 風太  はこだて未来大学大学院1年
テーマ:「日本、ここを変えたい」
・日本人の半数はスマホのOSを最新に保っていない
・しかし、それでは自分や周りの人たちが様々な危険にさらされる可能性がある
・そのため、日本人はもっとスマホのOSバージョンに関心を持つべき

山本 将隆  北海道大学大学院2年
テーマ:「私の仮説」
・私の仮説は「好きこそ物の上手なれは半分嘘」
・自分は好きな数学や物理ができるようになるまで10年かかった。
・好きは上達を常に早めるわけではない。むしろ好きは続けることの大きな力になる点で大切である。

山家 椋太  北海道大学大学院1年
テーマ:「見えている世界,見えていない世界」
①統計力学による見えている世界と見えていない世界
②量子力学による見えている世界と見えていない世界
③2種類の見えていない世界の合体が生む不思議

更新: 2020/3/2 月曜日 11:03:36