事務局からのお知らせ

2023年度山口正栄記念奨学財団交流会を行いました

2023年8月26日から27日にかけて、2023年度の交流会を執り行いました。
今年の北海道は例年にないほどの高温の日が続き、交流会に向けた準備も大変だったのではないかと思います。そんな中でしたが、奨学生のみなさま、学業とともに頑張ってくださっておりました。
そして大変喜ばしいことに、今年度の交流会は財団OB・OGが遠方から多数ご参加くださり、現役生との交流を図ってくださいました。また交流会の運営に大変にお力添えいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

さてまずは恒例のスピーチコンテストから交流会の種目が始まります。
今回のお題は「捨てる」でした。「捨てる」から感じたり、思ったりしたことを、90秒でそれぞれ語ってくださいました。参加者による審査の結果、最優秀賞には青柳心吾さん（公立はこだて未来大学）、優秀賞には小野寺遼さん（北海道大学工学院）が選ばれました。受賞者からのお言葉では、受賞の感謝とともに、よりよいスピーチがもっと多数あり、自らのものには改善すべき反省点が大いにあるとのコメントがありました。今後の更なる研鑽に期待しております！そして、OB・OGにもスピーチコンテストをしていただきました。テーマ発表は交流会１日目の夕方でしたが、会場内で挙がったものの候補から「まかす」となりました。1晩構想を練って頂いたスピーチを、こちらも参加者による審査を行い、最優秀賞には三宅冬馬さんが選ばれました。

続いて、特別講演を関口専務理事からいただきました。財団では多くの業績を積み重ねておられる方々がおります。先輩方からのお話は未来を担う奨学生に気づきを与えるものになるに違いありません。

１日目最後はビブリオバトルを行います。各グループでビブリオバトルを行い、代表者1名を選抜いただきました。そして、2日目に代表者がビブリオバトルを行います。会場内からの質問にも果敢に応えます！
審査の結果、最優秀グループ賞にEグループ、優秀グループ賞にCグループが選ばれました。

各グループの代表者と紹介してくれた本、そしてグループの皆様をご紹介いたします。
Aグループ　発表：平田大賀さん　お薦めの本：「The GOOD Life」
Bグループ　発表：酒井智基さん　お薦めの本：「動物たちは何をしゃべっているのか？」
Cグループ　発表：野崎絋正さん　お薦めの本：「花束みたいな恋をした」
Dグループ　発表：青柳心吾さん　お薦めの本：「医者が教えるサウナの教科書」
Eグループ　発表：桐木峻平さん　お薦めの本：「WHAT IF ?」
Fグループ　発表：浅野祥大さん　お薦めの本：「ユダヤの商法」

続いて動画コンテストです。
今年のお題は「虚」でした。この記号に対してどのような着想を得て動画を作成するかは各グループの創造力に委ねられています。ちなみにこの文字をどう読むか、ということもイメージを固定的にしてしまうことから、受け手次第となっています。みなさまはどのような想像を抱きますでしょうか？
動画コンテストは当財団の運営にお力添えくださっております、企業様及びOB・OGから表彰いただきました。

Aグループ　J-Tech賞　（審査：山口様　代理　松浦様）

Bグループ　DMG MORI Digital賞（審査：高田様）

Cグループ　WALC賞　（審査：櫻井様）

Dグループ　テクノフェイス賞　（審査：石田様　代理　柳森様）

Eグループ　OB・OG賞　（審査：OB・OG）

Fグループ　クリプトン賞　（審査：伊藤様　代理　山ノ井様）

表彰を終えたのち、嘉数理事長から総評と奨学生及びOB・OG一同への叱咤激励のお言葉をいただき、今年度の交流会は解散となりました。

次回みなさまとお会いできるのは来年2月の修了式となります。引き続き活発な学生生活を過ごされ、ご活躍されますことを財団関係者一同願っております。

番外編01 　[進捗報告]　OB・OG企画進んでおります！
次の事業年度で当財団は解散いたします。その解散前に財団創設者である山口正雄前理事長を知る方々から、山口前理事長について語っていただき、前理事長の生き方を後世に記録として残していきたいという願いのもと、メモリアルプロジェクトを財団OB・OGの企画により実施しております。
東京、函館、札幌、各地での撮影を通じて、非常に興味深いお話を収録してきております。まだまだインタビューできていない方々がおり、今後順次撮影していく予定です。また動画編集班も交流会期間中に立ち上がりました。残り一年半、OB ・OGを中心に進めてまいります。

函館編（公立はこだて未来大学にて）