平成26年度 公益財団法人山口正栄記念奨学財団 交流会
平成26年8月27日 奨学生全員が参加する交流会が札幌パークホテルで行われました。
今年は北海道大学、小樽商科大学、公立はこだて未来大学、北海学園大学、札幌市立大学、北海道情報大学、北見工業大学の学生30名です。
先ず選考委員長でいらっしゃいます関口恭毅先生より、「情報とは?」そして今年の発表テーマである「自分にとっての重要問題・その対策」についてのお話がありました。
それぞれの発表内容があらかじめ提出されていましたので、どんな発表がなされていくのか?緊張感のなか発表がスタートしました。
それぞれ4項目5段階評価で採点がなされますので発表を聞く学生たちも真剣です!
前半の発表が終わって、北海道科学大学教授 川上敬先生より「発表」はプレゼンテーション能力だけの問題ではないこと等、短評をいただきました。
そして会食です。
事務局の個人的な感想ですが今年のお弁当は今までで一番豪華だったような(笑)
発表が終わっている学生は楽しい会食の時間。でも後半の学生は緊張の中・・・でも今年はみんな完食のようでした!
後半の最後には出席できなかった学生の課題を財団OG北海道大学大学院博士課程で活躍している澤口加奈さんより発表していただきました。
全員の発表が終わったところで当財団理事でいらっしゃいます嘉数 侑昇先生より
「Global Trends 2030 -Alternative Worlds-」と題する興味深いご講話をいただきました。
発表を終えたところでみんなが集まりラフな感じでお話を伺いました。
最後に選考委員でいらっしゃいます久保 洋先生
同じく選考委員でいらっしゃいます奥野 拓先生からも総評をいただき優秀賞の発表です。
今年の受賞者は下記の通りです。
理事長賞 小樽商科大学4年 二瓶 菜摘さん
選考委員長賞 北海学園大学大学院2年 工藤 正行君
優秀賞 札幌市立大学大学院1年 笹島 麻代さん
はこだて未来大学大学院1年 山田 亜美さん
はこだて未来大学4年 岩口 優也くん
受賞者の皆様 おめでとうございます。
こうして交流会は今年もみんなの発表を聞き、お互い刺激の大きい楽しいひと時となりました。
そしてその賞金はいつも通り・・・2次会にてみんなで分け合うものとなりました♪
スポンサーとなってくださいました受賞者の皆様 ご馳走様でした!
今年の発表に関しては下記の通りです。
「私にとっての重要問題・その対策」
1、タイトル 2、なぜ? 3、どのように? 4、世界との関わり? 5、今後の展望は?等を考慮し120秒内で発表
1 成瀬 幸史 北見工業大学大学院 「私の欠点」
私の重要な問題である優柔不断な性格について、どんなところが優柔不断か、改善するためにどんな対策を考えているのかを発表します。
2 飯島優季奈 北海道大学 「あたりまえの転換」
あたりまえと思ってしまっていることに対し改めて感謝をしようと考えました。
優秀賞
3 岩口 優也 公立はこだて未来大学 「夢を追うための思考停止」
困難な壁にぶち当たった時、私はあまり立ち向かうことを好みません。そこで、立ち向かうためには私はどういう方法を取っているかを簡単に紹介します。その方法として思考停止という方法を使用しています。
4 猪狩 章 北海道大学大学院 「使われるソフトウェアをつくる」新しいソフトウェアを人々に使ってもらうためには、人にとって使いやすい、分かりやすいとは何かを考慮することが必要である。
5 河辺 雅史 公立はこだて未来大学 「デザイン力」
・開発しているアプリケーションで「1つの画面内に文字が多い」などデザインに関わる指摘を頂くことが度々あり、自分にはデザイン力が足りない。
・今後はデザインの得意な人と、デザインに関わるタスクに取り組む機会を増やす。そして、デザインの得意な人からアドバイスを頂き、技術を盗みながらデザイン力を身につける。
優秀賞
6 山田 亜美 公立はこだて未来大学大学院 「嫌われものになること」
わたしにとっての重要問題は「嫌われものになること」です。これは人に嫌われる努力をしよう!というネガティブな意見ではなく、周りの印象を気にしてばかりで自分の意見を押し殺すということが無いようにしよう、という意味です。
理事長賞
7 二瓶 菜摘 小樽商科大学 「深くかんがえること」
・教育実習をきっかけに私には深く考える習慣が無いということに気がついた。
・その対策として、目標を立てる、理由やその目的をかんがえる、日記をつけるようにすることにした。
8 大西 弦 千歳科学技術大学 「大学卒業までに必要なこと」
1.これからの就職活動に必要なこと
2.通信系分野の研究について
9 今井 悠 北海道大学大学院 「研究に行き詰まってわかったこと」
修論や研究内容ではなくて、研究が手に着かなくなってしまったという小さな挫折体験のことを話させていただこうと思います。
10 平山 綾華 千歳科学技術大学 「人より恥ずかしがりな点」
グローバルな社会に今後立ち向かう為にも時には恥を捨てることも必要とされると考えるので、日々少しずつですが些細なことでも努力して取り組んでいきたいです。
11 光永 晴貴 小樽商科大学 「モチベーションを維持するためには」
私はモチベーションが高い事には積極的に活動をするのですが、モチベーションが上がらない事に関しては、全くやる気が起きず、おっくうになってしまうことが問題と考えました。
その対策として、いかにモチベーションを上げるか、物事の考え方を改めて、自分にプラスになることだから、頑張ろうという気持ちを維持する方法について、考えて発表したいと思います。
12 柳田紗耶未 北海学園大学 「わたしが進む道、どうやって進むのか」
・進路に悩んでいるので、対策として自己分析をしたりいろんな経験をして、自分のやりたいこと成したいことを徐々に見つけて行きたいという点。
・その中でわかったのは自分から動くことの重要性と自分を信じて突き進むということだと感じた点
13 瀬戸 楓子 北海道大学大学院「人に伝える力を身に付けるために出来ること」将来高校数学の教員という仕事に就くにあたって、数学が得意・好きというのは当たり前のことです。もっと他に必要だと思うことや自分のスキルアップのために実践していることについて発表します。
14 菅原 大揮 北海学園大学「公務員と民間 自分の目標をどう決定するか 」
仕事内容や給料についてなど、公務員と民間それぞれに良いところと悪いところがあるということを要点に発表したいと思います。
15 綱田 練 北海道大学 「もてなしの精神から学ぶ人との関わり」
自分の接客によるコミュニケーションから、今後生きていくうえでの役に立つ対人スキルを身に付けている。ただ、様々な年齢層の客を状況に合わせて接客するのは難しく、これから多くの経験を積む必要がある。
16 工藤ゆひろ 北海道教育大学岩見沢校 「出口を見つける夏」
わたしにとっての重要問題は大学卒業後の進路に関わることでもあるため、その対策と共にお話いたします。
・様々な世界(分野)に興味を持ってしまい、本当に自分がやりたいことは何なのか
・そんな今の自分が夏までにすべきこと
17 木戸 裕章 北海学園大学 「つくる人とつかう人の乖離」
「モノをつくる立場」に近づくにつれ,「それを使う人」のことを疎かにしてしまっている自分に気づいた。このままでは自己完結のモニュメント製作者と同じである。今一度建築とはどうあるべきかを「つくる人とつかう人」の観点で考え直した。
18 関 善弘 北海道大学 「ぐっすり眠りすっきり起きるために」
朝おきることが辛いという人は多いと思います。そこで睡眠について考えることで質の高い眠りをとるにはどうしたら良いか発表します。
19 山本 貴文 公立はこだて未来大学 「わたしのこれからの進化」
・今までの学びから「体系的に知識を習得すること」の重要性に気づいた
・先人の知恵を拝借しつつ、自分に有った知識の付け方を獲得することが目標である
20 工藤 美恵 北海道教育大学岩見沢校 「一番”が欲しい!!!」
大学生活を振り返ると、その時その時で頑張っていた。はずだが「これが一番!」ということが思い浮かばない。
理由は、学校・アルバイト・その他のことを平均的に頑張っていたことが思われる。残りの大学活動と、卒業後を踏まえての対策
優秀賞
21 笹島 麻代 札幌市立大学大学院 「時間はいつも遅れている」
・わたしにとっての重要問題は、「興味のない分野においてはやる気が湧かないこと」です。
・わたしのそういう性分に気づいた高校の恩師が話してくれたことをお話します。
選考委員長賞
22 工藤 正行 北海学園大学大学院 「外国語教育と私」
・私への外国語の教育は中学校から始まり,既に12年が経過
・座学のみを受けてきた学生(私)の会話力について
23 五十嵐彩乃 公立はこだて未来大学大学院 「カエルの絶滅と私の研究」
・研究のため本物のカエルを手に入れることが理想だが,そのカエルが絶滅の危機にある.
24 熊谷 賢二 北海道情報大学大学院 「ネパールへのボランティアを通じて知った、知らないこと」
・国際教育ボランティアで訪れたネパール。文章や伝聞で知っていた現状とは違っていた、見て感じた現状。
・実体験を通じて、実際に見て知ることの大切さと、自分に今できることについて。
25 富田 歩 札幌市立大学大学院 「作る」ということ
何かを「作る」ということは私の生活において非常に重要な問題です。単に作ると言っても日常生活・学業・仕事と様々な場面で色々なものやことをつくっています。日々の生活のなかで「作る」際に考えることなど、「作る」ということをテーマに発表します。
26 三嶋 渉 北海道大学大学院 「わかりやすい情報発信とは」
・わかりやすい情報発信方法を検索しています
・新たな可能性へのきっかけはわかりやすさから生み出されると思う
27 藤原 哲 公立はこだて未来大学大学院「教育者としての先輩のあるべき姿」
学生という立場を活かして、授業を行う教員には出来ない指導・教育のあるべき姿を考察する。その中で、現在自分が直面している指導面での後輩との関わり方の難しさを発表する。
28齋藤 勇士 北海道大学大学院 「日本の宇宙開発」
・宇宙開発を真の平和利用へ
・宇宙開発を研究からビジネスへ