平成24年度 交流会
2012年8月29日水曜日 いつになく残暑が厳しい札幌北海道。パークホテルにて奨学生全員が集まる交流会が執り行われました。
今年も北見、釧路、函館、室蘭からも奨学生が集まり32名の発表が行われました。
最初に当財団選考委員の関口恭毅先生より、開会の挨拶があり、はこだて未来大学准教授・当財団の選考委員でもいらっしゃいます奥野拓先生よりご講話です。
先生は、情報を使いやすい形式で公開することの必要性として、昨年の東日本大震災の際に,有益なデータがPDFや画像のような再利用しにくい形式で提供されていて,災害支援の妨げになったこと、データをただ公開するだけでなく,どのような形式で公開するかも重要であるということが話されました。またLOD(Linked Open Data)は情報を皆で公開・共有するための取り組みで,近年広がっていること、それぞれが自分の持っているデータをRDFという形式で公開することで,1つの大きなデータベースのようにして活用しようというもの。皆さんもぜひLODに加わってみませんか!と興味深いお話でした。
そして奨学生の発表。
今年も自分が今興味を抱いていること、取り組んでいることについて90秒スピーチ形式で行われました。
みんな真剣な面持ちで耳を傾け、採点します。3項目5段階評価です。
前半が終わり、会食の時間。
前半組はほっと一息、おいしいお食事を堪能したようですが、後半組は緊張していたようです。
お弁当の写真(今年は洋食!)
そして後半の発表へ。
最後は、本日ゲストスピーカーとしてお招きしました北海道大学大学院教授 古川正志先生のご講話です。
アラン・ケイによる「テクノロジーと言うのはあなたが生まれた時に存在しなかった全てのものだ」という言葉から始まったご講話は人間が道具を使い始めたころからコンピューターの時代へ、ものづくりの発展をお話しいただきました。実際にリボルバーの模造銃を手に工作機械についてお話しいただき奨学生も大変興味深く聞いておりました。先生が必ず授業で生徒に見せるという映画『2001年宇宙の旅』をぜひ見たいという奨学生の声もありました。
集計も終え、表彰に移ります。
まず、北海道大学大学院教授・当財団の評議員でもいらっしゃいます鈴木恵二先生より短評をいただき優秀賞が授与されました。
写真左から
北海道大学 中村勇作君・北海道大学大学院 桑野孝光君・鈴木恵二先生・札幌市立大学 野月夏雅さん
北海道大学大学院 下出直樹君
選考委員長賞は、室蘭工業大学名誉教授、当財団の評議員でいらっしゃいます久保洋先生から授与されました。
写真左から久保洋先生、北海道大学大学院 梅村裕太君
そして理事長賞は、北海道大学名誉教授、当財団の選考委員でいらっしゃいます関口恭毅先生から授与されました。
写真左から関口先生、北見工業大学大学院 福原隆宏君
受賞された皆様おめでとうございました。そしてご出席くださいました役員の皆様、奨学生の皆様。
ありがとうございました。
来年の交流会も今から楽しみです。
事務局 神家満由紀
Special Thanks
はこだて未来大学 成澤美耶さん、北海道大学 中村勇作君
はこだて未来大学大学院 坂井麻里恵さん、小樽商科大学 田口望美さん
OBOG会、大学ごとの懇親会は随時FBの方でご案内しております。
(この交流会の後も4大学のお茶会があったようです。)
是非そちらもご覧ください。