平成24年度 公益財団法人山口正栄記念奨学財団 授与式
平成24年6月30日 初夏を感じさせる日差しが降り注ぐ土曜日、札幌パークホテルにて第28期生の授与式が取り行われました。
今年は北海道大学、小樽商科大学、公立はこだて未来大学、釧路公立大学、室蘭工業大学、北海学園大学、札幌市立大学、より大学院生7名、大学生7名、計14名を新奨学生としてお迎えしました。
先ず、谷津秀久専務理事よりお祝いの言葉をいただきました。当財団の奨学金は返還義務がないものですが、学生として、しっかり勉強に打ち込んで社会に有為な人材になっていただくことで、返還してほしい。と励ましのお言葉がありました。
その後一人一人に採用証書と3か月分の奨学金が贈られました。
新奨学生代表挨拶は室蘭工業大学大学院の藤原凛さんです。
奨学生として採用されたことへの感謝、財団の一員であることへの自覚を持って勉学に励むこと、将来はグローバルな研究者になりたいと目標を話してくださいました。
そして北海道大学大学院卒業 奨学生OBでいらっしゃいます櫻井勉さんからお祝いの言葉をいただきました。
現在株式会社BUGに勤務されていらっしゃる櫻井さん。現場はとってもパワフルであること、時間がある今しっかり勉強をしてほしいと熱意をもって話してくださいました。
記念撮影の後は会食です。最初は緊張していた奨学生たちもテーブルごとに楽しい会話がなされたようです。
今回は洋食をリクエスト。奨学生たちの評判もとてもよかったです。
一人一人自己紹介をいただきました。
今年の奨学生は海外留学経験者、これから留学が控えている学生が多く、予定のない奨学生は皆「やっぱり海外に行かなければ！目標をもとう！」という感想が多く寄せられました。
その後、現在NYで仕事をされている山口正貴評議員から失敗を恐れずチャレンジしてほしい！もし失敗した！と思うことがあっても、そこでやめてしまえば失敗。でも頑張り続けているなら失敗にならないのだから！と。
そしてお開きは評議員・選考委員でいらっしゃいます奥野拓先生よりお話をいただきました。
先生は今年の面接の感想を。今年の面接内容は１、座右の銘はなんですか？２、今まで感動した文学作品はありますか？３、ピタゴラス（三平方）の定理を証明、説明してください。４、科学と工学は同じですか？違いますか？というものでした。なぜその4質問が選ばれたのか、面接は何を基準に選考されたのか？が説明されました。「自分は面接で絶対落ちたと思った」とおっしゃっていた方が多く、皆さん真剣な表情で奥野先生のお話を聞いていらっしゃいました。
それでは皆さん。これから2年間どうぞよろしくお願いいたします。
Special Thanks 桑野孝光さん・田口望美さん・植松卓威さん
ありがとうございました！
事務局 神家満由紀
