平成22年度 山口正栄記念奨学財団 交流会開催
2010年8月25日水曜日、札幌パークホテルにて交流会が開かれました。今回は30名の奨学生全員が集まり、遠くは北見工業大学・公立はこだて未来大学からも奨学生が集まりました。
まず理事長のご挨拶に始まり、北海道大学大学院教授であられる鈴木先生からのご講話をいただきました。その後奨学生は一つのテーマを選び、90秒間スピーチ発表を行いました。そしてそのスピーチ発表を役員をはじめ、ゲストの山ノ井先生、鈴木先生、そして奨学生全員が3項目5段階評価で採点をしていきます。 発表する奨学生はかなり緊張した様子でしたが、採点をするほうも真剣な面持ちです。
前半15名の発表が終わり、しばし会食のお時間となりました。
すでに発表を終えている奨学生はリラックスしながら歓談を楽しんでいたようですが、これから発表を控えている奨学生の中には食事がのどを通らないほど緊張感いっぱいの方も。また奨学生の中には今後の目標をとらえるうえで役員からアドバイスを受けている場面も見られました。そんな和やかな時間はあっという間に過ぎ、後半の発表です。
発表は今回2つのテーマが与えられ奨学生は一つ選び、発表しました。Aのテーマは「今自分が打ち込んでいるもの」これは人間関係の在り方や、アルバイトや部活、将来に向けて取り組んでいる事柄が発表されました。Bのテーマは「今研究していること」卒業論文のテーマであったり、学会で発表したものであったり・・・90秒というとても短い時間ではありましたけれど、皆さんよくまとめてくださり、内容の濃い発表でした。学会発表の経験がある奨学生はさすがに落ち着いて発表していたようですが、学部の奨学生は初めての発表という方もいらっしゃったようです。またスピーチ発表だったので、常にパワーポイントを使っての発表に慣れていた奨学生はいかに言葉で伝えるのが難しいかということを実感したという声も沢山あがっていました。
奨学生の発表が終わり北海学園大学工学部長でいらっしゃいます山ノ井高洋先生よりご講話をいただき、奨学生へのエールもいただきました。
最後に役員・ゲストの評価を集計して最も優秀な2人に賞が贈られました。まず当財団選考委員長・室蘭工業大学名誉教授菊地一之先生より選考委員長賞が公立はこだて未来大学大学院1年鈴木祥太君へ。
当財団山口正雄理事長より山口正栄記念奨学財団理事長賞が北海道大学大学院2年大関優君へ贈られました。
そして役員・奨学生全員の評価を集計した結果は以下の通りです。
—-
理事長賞
北海道大学大学院2年 大関 優
奨学生得点 409点(2位)役員得点 121点(1位)合計530点
—-
選考委員長賞
公立はこだて未来大学大学院1年 鈴木 祥太
奨学生得点 400点(3位)役員得点 116点(2位)合計516点
—-
優秀賞
北海道大学大学院2年 辻 順平
奨学生得点 421点(1位)役員得点 110点(6位)合計531点
—-
優秀賞
北海道工業大学大学院2年 米内山 元
奨学生得点 393点(4位)役員得点 113点(4位)合計506点
—-
優秀賞
北海道大学大学院2年 櫻井 努
奨学生得点 382点(5位)役員得点 114点(3位)合計496点
-
-
-
優秀賞の皆さんには図書カード5000円分をお送りさせていただきます。入賞された皆さんおめでとうございました。
今回は初めての交流会でしたが、本当に楽しい時間を過ごすことができました。「もっと時間がほしかった」という声も沢山いただきました。来年は皆さんのご意見も考慮して有意義な交流会が持てるように計画したいと思います。また奨学生同士が行っている近況報告は顔が見えない相手に対して行っていましたが今後の報告コメントの際は、是非今回の交流会のことを思い出していただけたら幸いです。皆さんお疲れ様でした。
–
5列目 植松君・吉田君・野田坂君・前田君・大関君
4列目 小野君・石井君・辻君・菊池君・鈴木祥太君・原君
3列目 櫻井君・鈴木暢瑛君・佐藤君・武田君・板谷君・木谷君
2列目 竹口君・後閑君・米内山君・畑中君・野田君・福島君
1列目 中嶋さん・鈴木さん・大友さん・荒木さん・桜庭さん・土屋さん・山崎さん