事務局からのお知らせ

2009年9月28日札幌パークホテルにおいて、25周年を迎えた財団の記念式典が行われました。25年という節目に奨学生を32名に増やし、財団の歩みをあらためて振り返るという趣旨の下、当財団の役員、奨学生はもちろん、歴代寄付者・ご支援してくださっている企業の方々、各大学の先生、学生課の皆様・・・総勢110名の方々にお集まりいただきました。

当財団のロゴは春に新芽を出し、温かな風に吹かれて青々とした若葉に成長していく緑を基調とし、世界で最も貴重な石であるダイアモンドをイメージして作成いたしました。いわば私どもにとって奨学生は活力みなぎるダイアモンドの原石と考えています。

今回は奨学生の皆さんに受付を担当していただきました。財団のピンバッチがみんなの胸に輝いています。

式典はまず、理事長山口正雄のあいさつに始まり、式典のためにお越しいただきましたスペシャルゲスト　高度情報通信人材育成支援センター・東洋大学総合情報学部長教授　大場善次郎先生のご講話が続きます。「情報産業における人材の育成」とても興味深いお話でした。
 

そして北海学園大学学長　朝倉利光様からお祝いの御言葉を頂戴し、当財団の奨学生選考委員長　室蘭工業大学名誉教授　菊地千之先生の乾杯の御発声によって御会食が始りました。
 

会場にはこの日特別にお越しいただいた山口正栄の教え子”伝説の1年D組”の皆様のテーブルも！（こちらの情報は是非記念誌でご確認くださいませ）各テーブルには学校関係者・奨学生・企業様それぞれがミックスでお座りいただいていましたので、奨学生は少し緊張していたようですが、お食事が始まると奨学生同士も交流が持てるようになり、和やかに歓談がなされていました。

プログラムの中頃では当財団専務理事谷津秀久よりお祝いのスピーチがなされ、財団25年間の歩みをDVDにてご紹介いたしました。25年もの歳月は本当に重みがあるものです。改めて皆様のご支援のおかげだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 

そしてステージには19名の奨学生が・・・（残念ながら13名が学業のためお越しいただけませんでした）一人ひとり目標や現在行っている研究テーマなどを話してくれました。北海道大学2年の菊地君・4年栗原さんは新渡戸賞を受賞していらっしゃいます。最後に北海道大学大学院の田村君が奨学生代表として皆様へ感謝の言葉を述べました。

結びに25周年記念式典実行委員長・選考委員であり、北海道情報大学前学長　嘉数侑昇先生の言葉をもって2時間のプログラムはあっという間にお開きとなりました。
 

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編集後記

私神家満由紀は、只今事務局長を仰せつかって3年目になります。そしてこの25周年を迎えたのですが、祖父山口正栄の思いを父（理事長）山口正雄が財団という形にして25年。多くの方々に支えられて沢山の奨学生を社会に送り出すことができました。改めて、その事実に感銘を受けるとともに、これからも多くの奨学生を支援し、「ソフトランド北海道」の夢をかなえて参りたいと決意を新たにする機会となりました。この度式典にお越しいただきました皆様、プログラムに御参加くださいました先生方、良い式典にしましょう！と頑張ってくださいましたホテルの皆様、記念誌を作成してくださった皆様・・・多くの方々のお力で本当に願った通りの式典を執り行うことができました。心より深く感謝いたしております。ありがとうございました。今後とも山口正栄記念奨学財団を、そして奨学生たちを応援してくださいますようよろしくお願い申し上げます。

大場善次郎先生よりコメントをいただいております。

高度情報通信人材育成支援センター 東洋大学総合情報学部長 教授　大場善次郎

先日は、素晴らしい２５周年にお話をさせて頂き、光栄に思うと共にありがとうございました。技術者、特にIT技術者を尊敬される地位になるように、色々活動を続ける予定です。今後とも、よろしくご支援・ご協力をお願いいたします。御祖父様の教育への情熱が教え子に伝わり、立派な方を輩出したことに敬意を表します。少しでも、近づける様に努力をしなければと、改めて啓発されました。益々のご発展をお祈りいたします。