北海道大学大学院 理学院自然史科学専攻 平 亨
北海道大学大学院 理学院 修士2年の平です.
以下の国際学会に参加しましたので,報告いたします.
参加学会
American Geophysical Union Fall Meeting 2019
(米国地球物理学連合2019年大会)
開催
2019年12月9日~13日,サンフランシスコ,米国
学会の概要
この学会は,私の専攻である地震学を含む地球科学の分野における
世界最大の国際学会であり,毎年25,000人ほどが参加している.
今回の開催で学会創設100周年を迎えた.
(詳細は https://www.agu.org/fall-meeting )
発表テーマと本研究の重要性
「Radially Anisotropic S-wave Structure of Australian Upper Mantle: Trans-dimensional Hierarchical Bayesian Inversions of Receiver Functions and Multi-mode Surface Waves」
この発表テーマは,「地球内部の物性情報(温度,密度等)の推定」についてである.
地球内部の物性を知ることは,社会・サイエンス両方の領域において重要なことである.
社会に対しては,地震・火山防災の分野に大きく寄与する.地震は未だ予知が難しい
自然現象であるが,地球内部の高精度な物性情報があれば,プレートやマントルの挙動を推定でき,
予知をより正確に行うことができるようになる.また,マグマの位置も温度・密度情報から
推測できるため,より正確な噴火予知が可能になる.
サイエンスの分野においては,大陸形成など地球の歴史を知る上での大きなヒントとなりうる.
このテーマについて,過去にない組み合わせのデータセットと最新の推定法(Trans-dimensional Hierarchical Bayesian Inversion, 機械学習と類似したもの)を用い,そこで得られた結果について今回の学会ではポスター発表を行った.
アピール点
【1】学生優秀発表賞(Outstanding Student Presentation Award)の審査において,44/45点と
満点に近い得点を獲得した.
https://ospa.agu.org/2019/ospa/students/judges-comments/?presentation=103400
【2】この発表内容は,国際誌への2篇の投稿論文として掲載される予定である.
・Taira, T. and Yoshizawa, K. (2019)
Upper mantle discontinuities beneath Australia from trans-dimensional Bayesian inversions using multi-mode surface waves and receiver functions, Geophysical Journal International
・Taira, T. and Yoshizawa, K. (2020)
Radially anisotropic S wave model in Australia revisited: comparisons of linearized inversion to nonlinear inversion with Bayesian approach, Geophysical Research Letters
これらの国際誌のインパクトファクターは,それぞれ
3.076
4.580
と地震学の分野の中ではトップクラスとなっている.
【3】同様の研究テーマについて,今年度中に以下の国際・国内学会での発表・採択が実現した.
・Toru Taira, Kazunori Yoshizawa, 「Trans-dimensional Bayesian Inversions for Australian Lithosphere and Asthenosphere Using Multi-mode Surface Waves and Receiver Functions」,『International Union of Geodesy and Geophysics General Assembly 2019』, Montreal, Canada, July 2019
・Toru Taira, Kazunori Yoshizawa, 「Trans-dimensional Bayesian inversion for a radially anisotropic S-wave velocity model in the crust and upper mantle: Application to the Australian continent」,『Japan Geoscience Union Meeting 2019』, Chiba, Japan, May 2019
・吉澤和範,平亨 「線形および非線形インバージョンによる大陸マントルの3次元異方的S波速度構造モデルの比較」,『日本地震学会2019年秋季大会』,京都大学吉田キャンパス, 2019年9月(指導教員による代理発表)
特に,上から2つは地球物理学の分野では世界No.3, No.4の規模の学会である.
また,来年度開催の世界No.2の国際学会での採択も決定している.
・Kazunori Yoshizawa, Toru Taira, 「Upper mantle discontinuities beneath Australia from transdimensional hierarchical Bayesian inversions using receiver functions and multi-mode surface waves」『European Geosciences Union General Assembly 2020』, Vienna, Austria, May 2020(指導教員による代理発表)
同じ年度内にこれらのような学会での発表・採択に至ったことは,
研究成果が高く評価されていることを示している.
以上に示される通り,社会的・学術的に重要な研究成果を
世界最大の国際学会で発表し,防災・地球科学の分野に大きく貢献したことに対し
JTS賞に採択されたく,この度応募させていただきたく思います.
以下の国際学会に参加しましたので,報告いたします.
参加学会
American Geophysical Union Fall Meeting 2019
(米国地球物理学連合2019年大会)
開催
2019年12月9日~13日,サンフランシスコ,米国
学会の概要
この学会は,私の専攻である地震学を含む地球科学の分野における
世界最大の国際学会であり,毎年25,000人ほどが参加している.
今回の開催で学会創設100周年を迎えた.
(詳細は https://www.agu.org/fall-meeting )
発表テーマと本研究の重要性
「Radially Anisotropic S-wave Structure of Australian Upper Mantle: Trans-dimensional Hierarchical Bayesian Inversions of Receiver Functions and Multi-mode Surface Waves」
この発表テーマは,「地球内部の物性情報(温度,密度等)の推定」についてである.
地球内部の物性を知ることは,社会・サイエンス両方の領域において重要なことである.
社会に対しては,地震・火山防災の分野に大きく寄与する.地震は未だ予知が難しい
自然現象であるが,地球内部の高精度な物性情報があれば,プレートやマントルの挙動を推定でき,
予知をより正確に行うことができるようになる.また,マグマの位置も温度・密度情報から
推測できるため,より正確な噴火予知が可能になる.
サイエンスの分野においては,大陸形成など地球の歴史を知る上での大きなヒントとなりうる.
このテーマについて,過去にない組み合わせのデータセットと最新の推定法(Trans-dimensional Hierarchical Bayesian Inversion, 機械学習と類似したもの)を用い,そこで得られた結果について今回の学会ではポスター発表を行った.
アピール点
【1】学生優秀発表賞(Outstanding Student Presentation Award)の審査において,44/45点と
満点に近い得点を獲得した.
https://ospa.agu.org/2019/ospa/students/judges-comments/?presentation=103400
【2】この発表内容は,国際誌への2篇の投稿論文として掲載される予定である.
・Taira, T. and Yoshizawa, K. (2019)
Upper mantle discontinuities beneath Australia from trans-dimensional Bayesian inversions using multi-mode surface waves and receiver functions, Geophysical Journal International
・Taira, T. and Yoshizawa, K. (2020)
Radially anisotropic S wave model in Australia revisited: comparisons of linearized inversion to nonlinear inversion with Bayesian approach, Geophysical Research Letters
これらの国際誌のインパクトファクターは,それぞれ
3.076
4.580
と地震学の分野の中ではトップクラスとなっている.
【3】同様の研究テーマについて,今年度中に以下の国際・国内学会での発表・採択が実現した.
・Toru Taira, Kazunori Yoshizawa, 「Trans-dimensional Bayesian Inversions for Australian Lithosphere and Asthenosphere Using Multi-mode Surface Waves and Receiver Functions」,『International Union of Geodesy and Geophysics General Assembly 2019』, Montreal, Canada, July 2019
・Toru Taira, Kazunori Yoshizawa, 「Trans-dimensional Bayesian inversion for a radially anisotropic S-wave velocity model in the crust and upper mantle: Application to the Australian continent」,『Japan Geoscience Union Meeting 2019』, Chiba, Japan, May 2019
・吉澤和範,平亨 「線形および非線形インバージョンによる大陸マントルの3次元異方的S波速度構造モデルの比較」,『日本地震学会2019年秋季大会』,京都大学吉田キャンパス, 2019年9月(指導教員による代理発表)
特に,上から2つは地球物理学の分野では世界No.3, No.4の規模の学会である.
また,来年度開催の世界No.2の国際学会での採択も決定している.
・Kazunori Yoshizawa, Toru Taira, 「Upper mantle discontinuities beneath Australia from transdimensional hierarchical Bayesian inversions using receiver functions and multi-mode surface waves」『European Geosciences Union General Assembly 2020』, Vienna, Austria, May 2020(指導教員による代理発表)
同じ年度内にこれらのような学会での発表・採択に至ったことは,
研究成果が高く評価されていることを示している.
以上に示される通り,社会的・学術的に重要な研究成果を
世界最大の国際学会で発表し,防災・地球科学の分野に大きく貢献したことに対し
JTS賞に採択されたく,この度応募させていただきたく思います.
北海道大学大学院理学院 物性物理学専攻 山本 将隆
・参加学会
J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
・開催
Kobe/Japan Sep. 17-21, 2019
・テーマ
Peculiar magnetic property of TbNiC2 (※2は下付き文字であることに注意)
・アピール点
TbNiC2というレアアースを含む金属化合物の奇妙な磁性についての研究テーマで、英語によるポスター発表を行った。
鉄釘は小さな磁石の集合体であるが、各々の小さな磁石の向きが揃っていないため、通常は磁石としては機能しない。しかし外から磁石を近づけると磁石の磁場により、鉄釘中の小さな磁石の方向が一時的
に揃い鉄釘全体が磁石となる。例えば、鉄釘に外から磁石を近づけると、N極に近い側はS極になり、遠い側はN極になる。
我々はTbNiC2という金属化合物を弱い磁場中で冷却していくと磁場と反対方向に磁化する、すなわち外から磁石を近づけるとN極に近い側がN極になり、遠い側はS極になる珍しい現象を発見した。これは鉄などとは真逆の振る舞いで「負の磁化現象」と呼ばれている。このような現象が見つかっている物質は過去にいくつか報告されているが、30年前から知られているTbNiC2という金属化合物で「負の磁化現象」を観測したのは我々が世界で初めてである。また、TbNiC2における負の磁化現象の機構は他の物質とは異なるこの物質特有の性質に起因するものである可能性を我々は提案している。
本会議は科研費の大型プロジェクトである新学術領域「J-Physics:多極子伝導系の物理」の最終年度を締める国際会議であり、強相関電子系国際会議(International Conference on Strongly Correlated Electron Systems)という基礎物理学分野の国際大型会議(2019年は37カ国・地域から844人が参加)のサテライト会議として開催されたため、日本を代表する物性物理の研究者たちに加え、国外からも著名な研究者たちが参加した。
TbNiC2の負の磁化現象は私が自らの手で発見し2年間をかけて追求してきたテーマであるが、珍しい現象の分謎も多く、私個人としてはこの会議で多くの研究者から何かヒントを得られないかと期待してポスター発表を行った。実際、私の発表内容が珍しい現象であることから国内・国外含め多くの研究者から質問を頂き、著名な研究者の方にもポスターを見ていただく機会を得ることができたが、「この現象が起きる理由が全くわからない。不思議だ。。。」というコメントが多く、逆に私の研究テーマの難しさや、この不思議な現象の機構案を提案できれば、かなり面白い研究になることを実感することができた。また、自身の研究テーマの面白さを海外の研究者にも英語で伝えることができたため、英語による発表に自信を持つこともできた。
・参考URL
学会Webページ:https://www.jphysics.jp/activity/20190422-1809/
http://sces2019.org/index.html
J-Physics 2019 International Conference & KINKEN-WAKATE 2019 Multipole Physics
・開催
Kobe/Japan Sep. 17-21, 2019
・テーマ
Peculiar magnetic property of TbNiC2 (※2は下付き文字であることに注意)
・アピール点
TbNiC2というレアアースを含む金属化合物の奇妙な磁性についての研究テーマで、英語によるポスター発表を行った。
鉄釘は小さな磁石の集合体であるが、各々の小さな磁石の向きが揃っていないため、通常は磁石としては機能しない。しかし外から磁石を近づけると磁石の磁場により、鉄釘中の小さな磁石の方向が一時的
に揃い鉄釘全体が磁石となる。例えば、鉄釘に外から磁石を近づけると、N極に近い側はS極になり、遠い側はN極になる。
我々はTbNiC2という金属化合物を弱い磁場中で冷却していくと磁場と反対方向に磁化する、すなわち外から磁石を近づけるとN極に近い側がN極になり、遠い側はS極になる珍しい現象を発見した。これは鉄などとは真逆の振る舞いで「負の磁化現象」と呼ばれている。このような現象が見つかっている物質は過去にいくつか報告されているが、30年前から知られているTbNiC2という金属化合物で「負の磁化現象」を観測したのは我々が世界で初めてである。また、TbNiC2における負の磁化現象の機構は他の物質とは異なるこの物質特有の性質に起因するものである可能性を我々は提案している。
本会議は科研費の大型プロジェクトである新学術領域「J-Physics:多極子伝導系の物理」の最終年度を締める国際会議であり、強相関電子系国際会議(International Conference on Strongly Correlated Electron Systems)という基礎物理学分野の国際大型会議(2019年は37カ国・地域から844人が参加)のサテライト会議として開催されたため、日本を代表する物性物理の研究者たちに加え、国外からも著名な研究者たちが参加した。
TbNiC2の負の磁化現象は私が自らの手で発見し2年間をかけて追求してきたテーマであるが、珍しい現象の分謎も多く、私個人としてはこの会議で多くの研究者から何かヒントを得られないかと期待してポスター発表を行った。実際、私の発表内容が珍しい現象であることから国内・国外含め多くの研究者から質問を頂き、著名な研究者の方にもポスターを見ていただく機会を得ることができたが、「この現象が起きる理由が全くわからない。不思議だ。。。」というコメントが多く、逆に私の研究テーマの難しさや、この不思議な現象の機構案を提案できれば、かなり面白い研究になることを実感することができた。また、自身の研究テーマの面白さを海外の研究者にも英語で伝えることができたため、英語による発表に自信を持つこともできた。
・参考URL
学会Webページ:https://www.jphysics.jp/activity/20190422-1809/
http://sces2019.org/index.html
北海道大学大学院情報科学院 情報科学専攻情報理工学コース 大内 昴
・参加学会
HAI '19: 7th International Conference on Human-Agent Interaction
・開催地
Kyoto, Japan 6-10th October 2019
・テーマ
Should Speech Dialogue System Use Honorific Expression?
Comparative Study on Understanding Impressions of Different Politeness Utterances
・アピール点
研究内容は人とインタラクションを行うエージェントの話し方に関するものである。これまではエージェントをはじめロボットや音声インターフェースを有する機械の多くは丁寧な話し方をするように設計されていたが、本研究ではそのようなものではなく、よりカジュアルな話し方を提案し、従来の話し方との比較実験を行い、エージェントに対する印象を調査した。その結果、エージェントのカジュアルな話し方によって、人間のエージェントに対する印象は良い方向へ変化することがわかり、より良い人間‐エージェント間の関係性構築に寄与することが示唆された。
参加した学会ではポスターとして発表を行った。海外の研究者からの質問に答えたり、意見を頂いたりと濃密な議論をすることができ、次につなげることができるような有意義なものとなった。
・参考URL
DOI:https://doi.org/10.1145/3349537.3352775
学会Webページ:http://hai-conference.net/hai2019/
HAI '19: 7th International Conference on Human-Agent Interaction
・開催地
Kyoto, Japan 6-10th October 2019
・テーマ
Should Speech Dialogue System Use Honorific Expression?
Comparative Study on Understanding Impressions of Different Politeness Utterances
・アピール点
研究内容は人とインタラクションを行うエージェントの話し方に関するものである。これまではエージェントをはじめロボットや音声インターフェースを有する機械の多くは丁寧な話し方をするように設計されていたが、本研究ではそのようなものではなく、よりカジュアルな話し方を提案し、従来の話し方との比較実験を行い、エージェントに対する印象を調査した。その結果、エージェントのカジュアルな話し方によって、人間のエージェントに対する印象は良い方向へ変化することがわかり、より良い人間‐エージェント間の関係性構築に寄与することが示唆された。
参加した学会ではポスターとして発表を行った。海外の研究者からの質問に答えたり、意見を頂いたりと濃密な議論をすることができ、次につなげることができるような有意義なものとなった。
・参考URL
DOI:https://doi.org/10.1145/3349537.3352775
学会Webページ:http://hai-conference.net/hai2019/
公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科 飯澤 悠介
学会名:IWIN (International Workshop on Informatics) 2019
開催地:Hamburg, Germany, September 8-11,2019
テーマ: A study of image selection method in image-based authentication system using Web page browsing history
受賞名:Student Award
一言アピール:本研究はスマートフォンの個人認証に新たな可能性を示しています.これまでは利用者が秘密情報をあらかじめ設定し,ロックスクリーンで秘密情報を入力する認証手法が一般的でしたが,本手法は利用者の秘密情報設定を必要とせず,かつ認証ごとに秘密情報が変化する新たな認証手法となっています.秘密情報にはWebページを利用し,閲覧済みのWebページのスクリーンショットを正解画像,未閲覧のWebページを不正解画像として利用者に提示し,正解画像を選択する行為を行う認証を提案しました.普段通りのスマートフォンを利用したブラウジングを行うだけで自動的に新たな秘密情報を生成でき,容易な想起,高い認証成功率での認証が可能です.
この論文では不正解画像の選出について2つの提案手法を比較し,認証成功率・画像選択時間共に優れていた,正解画像としたWebページを閲覧した時の検索キーワードと近しいキーワードを利用して未閲覧のページを選出する手法の有効性を示すことができました.
この認証手法のアプローチは他大学の同分野の教授からも独創性のある手法だとコメントされました.
参考URL
http://www.infsoc.org/conference/iwin2019/
開催地:Hamburg, Germany, September 8-11,2019
テーマ: A study of image selection method in image-based authentication system using Web page browsing history
受賞名:Student Award
一言アピール:本研究はスマートフォンの個人認証に新たな可能性を示しています.これまでは利用者が秘密情報をあらかじめ設定し,ロックスクリーンで秘密情報を入力する認証手法が一般的でしたが,本手法は利用者の秘密情報設定を必要とせず,かつ認証ごとに秘密情報が変化する新たな認証手法となっています.秘密情報にはWebページを利用し,閲覧済みのWebページのスクリーンショットを正解画像,未閲覧のWebページを不正解画像として利用者に提示し,正解画像を選択する行為を行う認証を提案しました.普段通りのスマートフォンを利用したブラウジングを行うだけで自動的に新たな秘密情報を生成でき,容易な想起,高い認証成功率での認証が可能です.
この論文では不正解画像の選出について2つの提案手法を比較し,認証成功率・画像選択時間共に優れていた,正解画像としたWebページを閲覧した時の検索キーワードと近しいキーワードを利用して未閲覧のページを選出する手法の有効性を示すことができました.
この認証手法のアプローチは他大学の同分野の教授からも独創性のある手法だとコメントされました.
参考URL
http://www.infsoc.org/conference/iwin2019/
北海道大学大学院 環境科学院 生物圏科学専攻 大貫 瞳
・参加学会
5th International ICDRA Conference on Duckweed Research and Applications
・開催
Rehovot, Israel September 9-12, 2019
・テーマ
Plant Growth-Promoting Bacteria, isolated from a food factory wastewater
・アピール点
研究内容は、食品工場排水中でのウキクサ-PGPB(植物成長促進細菌)共生システムにおけるバイオマス生産条件の検討である。排水中より細菌を単離し、ウキクサに対し高い成長促進効果を示すものを選抜した結果、既得PGPBよりも高活性の新規PGPBの獲得に成功した。
学会ではポスターを見に来た他大学の先生や企業の方に英語で発表した。また自ら大会委員の先生に声をかけ、ディスカッションを行った。期間中は現地の大学の先生の元に滞在したり、夏に所属研究室に滞在していた外国人の先生と再会し、お世話になりながら異文化交流を深めた。
・参考URL
学会Webページ:http://www.weizmann.ac.il/conferences/DRA2019/
5th International ICDRA Conference on Duckweed Research and Applications
・開催
Rehovot, Israel September 9-12, 2019
・テーマ
Plant Growth-Promoting Bacteria, isolated from a food factory wastewater
・アピール点
研究内容は、食品工場排水中でのウキクサ-PGPB(植物成長促進細菌)共生システムにおけるバイオマス生産条件の検討である。排水中より細菌を単離し、ウキクサに対し高い成長促進効果を示すものを選抜した結果、既得PGPBよりも高活性の新規PGPBの獲得に成功した。
学会ではポスターを見に来た他大学の先生や企業の方に英語で発表した。また自ら大会委員の先生に声をかけ、ディスカッションを行った。期間中は現地の大学の先生の元に滞在したり、夏に所属研究室に滞在していた外国人の先生と再会し、お世話になりながら異文化交流を深めた。
・参考URL
学会Webページ:http://www.weizmann.ac.il/conferences/DRA2019/
北海道大学大学院 情報科学院・情報科学専攻・情報理工学コース 水丸 和樹
・参加学会
The 14th Annual ACM/IEEE International Conference on Human Robot Interaction (HRI2019)
・開催
Daegu/Korea March 11-14, 2019
・テーマ
Stop doing it! Approaching Strategy for a Robot to Admonish Pedestrians.
・受賞等
Best Paper Nominee
・アピール点
研究内容は,公共施設において不適切な行動(歩きタバコや歩きスマホ)をする人に対してどのようにロボットが注意行動をとるべきか,実際の警備員のアプローチ手法を参考にロボットの注意行動を設計・検証したものである.ショッピングモールにおいて,実際に歩きスマホをしている通行人にロボットが近づき,注意する実験を行った.その結果,警備員が注意する際のアプローチ手法を参考に設計した行動をとると,普通に近づいた場合に比べて,歩きスマホを止めた通行人の割合が有意に増え,提案手法が有効であると言うことが示唆された.
この研究はFull Paperとして投稿され,英語によるプレゼンテーションを行った.2019年の採択率は24%であり,Full Paperとして採択された論文は日本からは本件のみであった.さらにHRI User StudiesのカテゴリでBest Paper Nomineeに選出された.
・参考URL
DOI:10.1109/HRI.2019.8673017
学会Webページ:https://humanrobotinteraction.org/2019/
Nominees:http://humanrobotinteraction.org/2019/wp-content/uploads/2019/05/HRI-2019_Award_0314-Full-paper-only.pdf
The 14th Annual ACM/IEEE International Conference on Human Robot Interaction (HRI2019)
・開催
Daegu/Korea March 11-14, 2019
・テーマ
Stop doing it! Approaching Strategy for a Robot to Admonish Pedestrians.
・受賞等
Best Paper Nominee
・アピール点
研究内容は,公共施設において不適切な行動(歩きタバコや歩きスマホ)をする人に対してどのようにロボットが注意行動をとるべきか,実際の警備員のアプローチ手法を参考にロボットの注意行動を設計・検証したものである.ショッピングモールにおいて,実際に歩きスマホをしている通行人にロボットが近づき,注意する実験を行った.その結果,警備員が注意する際のアプローチ手法を参考に設計した行動をとると,普通に近づいた場合に比べて,歩きスマホを止めた通行人の割合が有意に増え,提案手法が有効であると言うことが示唆された.
この研究はFull Paperとして投稿され,英語によるプレゼンテーションを行った.2019年の採択率は24%であり,Full Paperとして採択された論文は日本からは本件のみであった.さらにHRI User StudiesのカテゴリでBest Paper Nomineeに選出された.
・参考URL
DOI:10.1109/HRI.2019.8673017
学会Webページ:https://humanrobotinteraction.org/2019/
Nominees:http://humanrobotinteraction.org/2019/wp-content/uploads/2019/05/HRI-2019_Award_0314-Full-paper-only.pdf